日本株の戻りの鈍さが鮮明になってきた。

米国やアジア、インドなどの株価指数が上昇する一方、
日本株は、国内景気の先行き不安から8月末比マイナス1.89%に
なった。

8月末の主要株価を100とすると、ニューヨークダウは2.03%アップ。
香港ハンセンが0.69%アップ。

日本の7月度機械受注ほか、複数のマクロ統計が市場予測を大幅に下回り
国内景気先行きに不透明感が増幅。

原油価格は下がっていて、経済にはいいはずなのに、株価は一向に上がる気配なし。
これは何を物語っているのだろう。

そういえば、悠仁さまがお生まれになった日も
安部新総裁が誕生した日も、株価は両日下げている。

占い的ではあるが、これは暗示するものが感じられる。

なお、来年2007年は大量定年団塊の世代。
あまり議論されていないようだが、一気に退職金が大企業中心に4000万ほどの
支払われいく。大企業のキャッシュフローは結構苦しくなるはず。

反面、定年者のそのお金を多くの企業が狙っているのだが、
私はそれを彼らは派手にはあまり使わないのではないかと思う。

長生きリスク、年金不安、健康問題。
そんなに感嘆には使えない世の中になっているからだ。

若い人々。

この国は年金とか、医療とか、国が多くを面倒見てくれる時代はもう終わったと思う。
若いうちからこつこつ、老後を考え貯蓄や投資をしていかないと、
アメリカの二の舞。格差社会のいけにえになると思う。

それは公務員であれサラリーマンであれ、官僚であれ、同じ。

この国は今、おそろしい扉をあけてしまった。
でも、日本国民。日本が好きだから、日本は捨てずに、がんばっていこう。

そして、公務員には、どうにもこうにも自力ではどうしようもない人々を救って
ほしいと思う。

つまらない交通違反など捕まえて小遣い稼ぎをしている時間があるなら。
(意味のある違反はどんどん捕まえてください)。

今村潤平(EYE)