比べてみよう。今期賞与。

 中小企業の一人当たりの支給金額はコンピュータが一番高く、37万8922円、次が製造業で33
万6596円。
 これに卸売業31万5891円、印刷業30万6819円、その他サービス業30万5379
円、不動産28万6717円、建設業20万1263円、小売業16万7043円、運送業10
万7982円、飲食業8万6909円と続きます。
 平均すると、一人当たりの冬季賞与は24万9352円。
 ちなみに一部上場企業で一番高かった業界、「鉄鋼」の2007年度の年末一時金の支
給額は110万1947円。

 ちなみに中小企業データは東京都江戸川区のある会計事務所のあくまでも賞与を支給した会社のデータで
あって、支給できなかった会社も少なからずあるということです。
 ちなみに、賞与の支給基準はあるのだが、支給がゼロだった会社は、328社中76
社。
 全体の23.2%で、だいたい4社に1社が賞与ゼロの会社でした。

 これが、中小企業の現実。大阪はもっと安くなるでしょうし、地方に行ったら
そりゃあもっと安くなるでしょう。

 公務員を代表して、警察、消防を含む都職員の冬の賞与は、平均年齢43.6歳、
初級、中級、上級関係ない平均額で、93万7966円。これでも昨年比、1.3%減
ですって。
 私は払う側の人間ですが、ため息の出る金額ですね。

 大企業は、転勤、海外赴任あたりまえ。中小は転勤なし。公務員はなる公務員
によって違う。賞与も大切。勤務地も大切。あなたは・・・。

今村潤平(EYE学院長)

追伸

年末年始。お餅とみかんと、公務員試験。来年は景気悪くなりますよ。
BRICs景気もいよいよ北京オリンピックまでか?
そうすれば、今まで雇用拡大の企業も、方針転換するでしょう。
下手すると、すでに入社や内定とった人にも、どかーんと衝撃が。
なんてね。ま、短期的にはわからないですが、長期的には企業は大変です。
不動産なんて、値下がりするだろうし、銀行は貸出先がないし、生保は
たくさんこれから保険金の支払いが増える。企業はよっぽど考えて併願して
ください。