新連載、誰でも受かる公務員!の執筆を始めようと思います。
しばし、付き合ってください。

執筆構成


1、助走、離陸、上昇、巡航、到着の5段階時系列で書いて行きます

2、何をどのようにどの順番でやっていくのか、具体的な数字を
  織り交ぜて書いて行きます

3、教養試験、専門試験、論文試験、面接試験全てにわたって
  執筆していきます。

4、脳科学、心理学、勉強術など、最新の入手した情報やメソッド
  を紹介していきます。

5、民間企業もいいけれど、利益以外に人生にはバリューがあることを
  共有できたらうれしいと思って書きます。

それでは、助走の部。
お楽しみに。

公務員試験のEYE 主宰 今村潤平

第一章 助走

これから就職先を探していく方へ

1 民間か公務員か進学か

  学校にいくのは大きな意味では、自分と社会とのかかわり方、可能性を見つけにいくことだと思います。就職のタイミングは学校を卒業する1年前のタイミング。このタイミングがとても大事で
好況、不況では対応が違ってきます。たとえば、好況がそろそろ終わりそうであれば大学院に進学することは、かえって就職をきびしくします。逆に、もうすぐ不況が終わりそうなら大学院進学はありでしょう。もちろん、大学院進学が研究者やエンジニア、学者への準備期間であるならば、好況、不況は関係ありません。
それでは、当分の間、あるいは恒常的に不況または低成長が続く場合はどうでしょうか。

この場合は、大学院に進学して時間稼ぎをすることは無駄になってしまいます。

さて、民間企業でやっていくことをまず考えましょう。
働いている人の10人に9人は民間ですから(アルバイト、派遣を含む)。実は10人に1人は公務員や準公務員、公益法人の職員ということはあまり知られてはいません。

民間は顧客にモノ、サービス、情報を提供することで対価を得、それにより企業を維持・発展させ、従業員に給与を支払っていきます。顧客は対価に見合った価値を認めた場合は
その企業を繰り返し利用し、また、口コミをしていきます。
逆に無謀な商品展開や支店拡張、品質が伴わないなどのことがあれば、
社員のモチベーションも下がり、企業は衰退していきます。

民間企業を選ぶときには、そこの社員の表情をよく見てみましょう。
自分の仕事に誇りがあるなら表情豊かで余裕があり、目に輝き、体から勢いが感じられるはず。

誤解してしまいがちですが、商売の基本はNO顧客層を決めることです。
どういうことかというと、あらゆる人から好かれる企業はありません。
企業は、こういう人に顧客になってほしいということを決めるとともに、

こういう人には顧客になってほしくないということを決めます。
たとえば、ゲームならソニーと任天堂では、対象者が明らかに違います。

つまり、顧客層を絞り込むということです。
特に小企業、中企業はそうなります。
大企業でも業界でのトップ企業だけは、一般層を対象にしてマスを取りにいってもいいのですが、二番手からは対象者を絞り込んでいきます。

トヨタとホンダや日産を考えるとなんとなくわかっていただけるでしょうか。オデッセイはホンダだから出てくる車です。

本題にもどりましょう。
あなたが顧客になってもいい
あるいはこの会社の商品なら親しい友人に紹介できる

そんな会社はありますか?

それが第一ヒントになります。あなたの会社志向性の。

そして、会社ですから金銭が必ず媒介してきます。
あなたはその会社の商品に価値を感じますか?

品質ももちろん大事ですが、人が商品を選ぶ際、特に高価である場合は
好きか嫌いか、つまりフィーリングが大きな位置を占めます。

会社選び、就職選びも同種のことがあるのではないでしょうか。
なんとなく・・・といいますが、
この直感はとても大事です。それだけで決めるのは生活必需品や安い買い物のときですが、
高い買い物のときも、かなり決定する際には影響されます。

ですから、会社も単なるデータや情報だけでなく、その会社に足を運び複数の
複階層の、複年代の社員の方とお話する必要があります。空気を感じる必要があります。
そういうことをなるべく早くおこなって、まずは会社というところにギャップがないのかを
確認してほしいと思います。会社そのものにギャップがある場合は、教員を含めた公務員
志望が強いのかも知れません。

それをしないで勢いだけでタイミングだけで民間の就職活動に入ると、自分からギャップを感じて
早期退職になったり、会社側からギャップを感じられてリストラになるのだと思います。


公務員は対価といっても直接はありません。強いて言えば税金です。この街でいいのか、賃貸派だと
割合イメージしやすいでしょうが、親と同居されている場合は、その街は子供のときから
与えられたものといってもいいので、イメージしにくいかもしれません。

この街に税金を払う価値があるのか?
これはこれからの住民サイドに沸き起こってくる感情です。夕張ではすでに顕在化して
いますね。東京都杉並区の区長さんはこの感情を日本で一番強く感じられている方ですね。
(区長さんは税金を安くできる。サービスの基準はもっとあげられるとおっしゃっています)

会社はその商品に対する対価ですが、
街(地方公共団体)は、税金が対価として認識されるようにこれからはなっていきます。

この点で、これからの公務員は民間企業に近づいていくといえます。
公務員だから利益はいらないではなく、
公務員も利益を上げていくところはしっかりあげていく。
ただ、利益だけではお金がない人、仕事がない人、働きたくても仕事がない人、
お年寄り、子供、幼児を抱えるシングルマザーなど、

独力では生きていくのが大変という人がいます。
そういう人の相談や制度での助力をしていくのが公務員です。

警察や消防は無料ですね。
企業なら対価をいただきます。
たとえば、探偵事務所に捜索を頼めば1日に何万円にもなるでしょうし、
警備会社に警備を頼めばお金がかかりますね。お金をかければかけるだけ
それだけの警備をしてくれます。

警察や消防はそうではありませんね。
ここが公務員と民間の違いになります。

まだ、決めなくてもいいのです。民間にしようか公務員にしようかを。
両者が近づいてきているのが、昨今の傾向ですから。

ただ、民間だったらエントリーシートとトークでどこまで人間として他の学生と
差別化できるかということですし、
公務員だったらなんやかんやいっても筆記試験を越えていかないと
面接にたどりつきません。

ここで民間にしようか公務員にしようか、両者併願していくのか、
対策が変わってきます。

あなたはどちらでしょうか。
あなたの就職のタイミングは、好況ですか、不況ですか、それはどれくらい続きますか?
あるいは日本の国力や未来トレンド、外需への依存はどれくらいですか?

最後にいえることは、バリバリ民間タイプの方は、公務員でなく絶対民間です。
公務員はじっくりタイプといっていいからです。
行動力があってじっとしていられないというなら、商社でBRICsに飛んでいっても
大丈夫なはずです。
公務員でも国際公務員(国連など)なら、アフリカでもどこでもいきますが、
通常、公務員は国内(地方公務員はその地域内)です。じっくり日本やその地域のことを
考え10年越しでみんなでプロジェクトを進行していきます。

民間の人は場合によっては一人でもその国に乗り込んで新しい人脈を作っていきます。
創業当初のHISがそうだったと、創業者の澤田秀雄さんの著作で読みました。

公務員が一人で走ってしまうと周りから浮いてしまい居場所がなくなってしまいます。J
リーグの大分トリニータの社長さんがカンブリア宮殿という番組でおっしゃっていました。
彼は総務省のキャリアだったんです。そして、周りから浮くことばかりしていたとの
発言がありました。なるほど、役所に向いているか、民間に向いているかといえば、
彼は後者になるのでしょう。

どちらが、あなたの性分に近いですか。民間ですか。公務員ですか。両方ですか。
選択するのはあなたです。選択しないで時代に流されるのが一番いけないことです。
選択する努力。才能の1つだと思います。


次回は、公務員の仕事について書いていきましょう。あわせて民間のことも書いていきます。


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