就職しても安全な優良企業、離職低い企業、中国、インド、他のアジア、ブラジル、ロシア、
などへの転勤があるでしょうが、それでもメジャーな企業にはいり、リストラの恐怖からは
逃れること。子会社は売られるかもしれないし、最悪、潰されて見捨てられます。JALも本社は
3人に一人のリストラ。で、子会社は、その惨状はちょっと筆舌に堪えません。


さて、今年の最終合格発表がなされてきています。
都庁1類Bは、昨年比17名アップの580名が最終合格
東京特別区(23区)1類は昨年比293名アップ!の1524名

不景気なんて関係ありませんね。バブル採用と言ってきましたが、今のところ弾けないで
きています。いろんな筋から聞いてみると、あと3年は大量定年退職者がでるので
その補充から、こういった採用も続くのでは、ということ。

冒頭で挙げた就職しても大丈夫な会社の採用がリーマン前対比50%減なのと比べて
別世界のことのようです。こういう事、最近の学生って知らないし、知ろうともしない。
特に今年の三年生は、早慶GMARCHでも、関関同立の学生でも知らなくて、これは一体
どうしてなの?と思わせられます。

さて、前回予告の学部別、就職指南です。

教育学部。

なり手がなくてこまっっている教職。東北の国立大生を狙って関東の教育委員会が
教員採用試験を出前しているのはご存じですね。
そんなことより、研修制度やバックアップ制度、そして、教育委員会はもっと教師の報告書を
少なくしてあげてください。モンスターペアレント対策を教師にさせないでください。
さらには、学校のいじめ隠しなどそういった傾向を制度として是正してください。
来年からは土曜授業も始まり、さらに大変になります。

これで教師になる人はさらにすくなる。さらに、現場は臨時採用をどんどんいれている。
なぜか。もしもの場合に備えて。教師が辞めてしまう、登校拒否になる、そういうことが
たくさんケースとしてあるので、臨時で保険をかけている。

教育学部生へ

教師になる人は上記のことを分かっていってください。それでも教育熱のある人は十分に
やっていけます。寝ている時間以外は教育。そういう人に向いている職業です。とても、公務員
だから・・・といって勧められるものではありません。教員免許ほしい、教育実習しなくちゃ・・・

本当ですか?
本当ならいいんです。でも、とりあえずで務まる職場環境ではありません。
20代、30代の教員がすごく少ないし、このあと、50代の大量定年を迎えます。
そのときどうなるのか? 多分大量嘱託への道です。

定年になった先生方の嘱託制度。お給与は半分にも満たないで、副担任とか、アドバイザリーに
なり、新任の先生のコーチとなるのでしょう。

教師として現場に立つ。そういう道もありますが、少し違う教育もあります。
文部科学省に行く。あるいは、県や市の教育委員会に行くという道です。

文部に行くには、国1、国2の道。県や市に行くには、地方上級や市の試験を受けることです。
地方では一部、学校事務といっていますね。学校で事務をするか教育委員会で事務をする人
です。教師業務はありません。これまた、公務員試験です。こういう事は教育学部の皆さん、
大学でもお聞きのはずです。民間企業就職よりもずっと心的に近くはありませんか?




今日はこの辺で。
次回は文学部とか経済学部とか女子大とか。

追伸

饗庭先生の文章理解、夏期講習受けた人、よかったですね。
アンケートみました。絶賛ですね。関西で絶賛されていましたので、
今回東京に招聘しましたが、さらに東京の絶賛のほうがでかかったですね。
経済学的には消費者余剰ということでしょう。お忙しくめったに呼べる先生ではないので
夏期講習とはいえ、呼べたのはプランナーとしてよかったです。
面接でも講義を聞きたいと複数リクエストが届いていますが、今の段階では
努力しますとしかいいようがありません。
とにかくは、今夏、受けれてよかったですね。この後、私も講義DVD拝見します。饗庭先生は
何冊も文章問題のノウハウの本を書かれている、売れっ子の先生です。
今回はお会いすることはできませんでしたが、私が関西に行った時には
お会いしたいと思っています。饗庭先生、東京出張ありがとうございました。




今村潤平