うそですね。100年に一度の未曾有の・・・・
というやつ。

100年に一度ならこの程度ではすみません。
中小企業や、不動産系の会社、派遣、求人の会社は相当痛めつけられてはいますが、
恐慌とはいえません。

もともと、100年に一度・・・いったのは、
米国FRBのグリーンスパーン元議長。(現在はバーナンキさん)。
彼はとても上手に任期中はやっていたことになっていたのだけれど、
金融バブルを放置したということでここのところの評価はかなり低下しました。

その際に、彼が言い訳として、そんなこと言ったって、100年に一度しか起こらないような
事が起こったのだから、僕の力ではどうにもならかったんだ!
という中での

100年に一度が・・・全世界を一人歩き。圧倒的な表現として浸透しました。

て、日本で考えてみると、

不動産バブル崩壊に、ITバブル崩壊に・・・・あれ、あれ???

10年に1回、20年に2回、???

15年中10年は不況??

といった具合です。

確かに今回のは、日本だけでなく全世界規模ということで、
前2回の崩壊とは違いますが、

100年に1度とはよく言ったものです。
つまり、また、おきます。

次は何ですか?って・

今の感じですと、インフレでの崩壊、商品市場の崩壊でしょうか。
商品市場が崩壊すると、原油と食料がやばくなります。

日本なんて輸入で成り立っている国ですから、
実は次の崩壊のほうが怖いかもしれません。

これが10年内にまた起こるのでしょう。

ちなみに、今が経済の底と、政府、与党、マスコミ、そして、米国が一生懸命
言っていますね。

確かにもうリーマンショックのようなパニック騒ぎは起きないのではないでしょうか。
でも、本当の底は、失業率がカムバックしてからです。

米国の住宅ローン強制執行、カードローンのデフォルトなど、
何も解決されていません。

それなら、なぜ株高になるかというと、これはよくあることで不況時の株高といって、
これ以上下がらないだろうという期待や、若干の下げとまりのデータを材料に
機関投資家や個人投資家、オイルマネーなどが、

いっせいに今間で売っていた株を買いに走り、
信用で売っていた株を買い戻しします。

そうすると経済に関係なくあがります。
また、自民党は日経が暴落したら最大50兆円をつっこんで、ETFを買いあがる
という法律を通し予算もつけています。

ならば、暴落したら、自民党が支えてくれる。選挙対策からも
絶対に下げないだろうという安心感から、7000円から1万円近くの
日経平均上昇へとなっています。

さすがに、1万円になると達成感ありで、いんちき相場もいったん下げでしょうね。

米国のストレステストやら
株式の含み損を決算にいれなくていいやら

もう、国上げてのいんちきデータとなっていますが
そんなの投資家には関係ないのです。

あがると思ったら買い、下がると思ったら売り。
だから素人さんが大損するのですね。おそろしいです。

皆さん、株なんてやったらだめです。普通の人なら勉強どころではありませんから。


ということで、衆院選明けにはいったん暴落でしょうか。
まあ、冬まで持たせる説もあります。

いずれにしても、さすがに、3,4年はかかりますね。
そして、雇用は遅行指標。一番回復が遅れるのです。

求人をしますが、その会社きくと、相当、求人は減っているようですね。
その会社ではないですが、日経新聞には、昨年比売り上げ半額もずいぶんとあるようです。

こういう会社の社員になっていれば、毎日がストレスの固まりだし、
賞与なんて出るはずがありません。

でも、いい歳になると自分から辞められないのです。
だって、再就職はとても困難ですから。

しかし、こういうことが繰り返されるのが日本かということが言えそうです。
たぶん、中国やインドの経済上のほうがずっとましなはずです。

そちらに進出する企業に就職するか、公務員になって
セーフティネットを作る仕事に従事するのか、どちらかでしょう。

大学院ですか?
うーん。文系はつらいでしょうね。あと2年ですよね。しゅうかつまで。
だと、ちょっとたりないのではないでしょうか。

4年生の方、相当、公務員の予備校に来られているようです。
企業は、ホント、採用する気ないですね。キャッシュ命で
操業も設備投資もとめ、切れる派遣は全部きって、
政府の雇用調整助成金で、休業補償をしている。

あれがないと、とっくに失業率は6%以上でしょう。
いやあ、与党は政策ちゃんとやっていますね。ただ、お金どこまで
続くのでしょうか。

インフレになったら、国民はたまったものではありませんね。
みんなが、金とか買えるわけでないし・・・・。


今村潤平(EYE)
公務員予備校学院長